エアコン分解洗浄の種類

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送風ファンまで外す完全分解洗浄
送風ファンは、熱交換器の奥にある筒形の羽根車です。回転して部屋へ風を送り出します。羽根にホコリがたまることは、メーカーも自動お掃除機能の説明の中で触れています。
この奥の部品は、分解しないと手入れできません。メーカーも、室内機のファンは分解を伴うため利用者自身では掃除できないとしています。完全分解洗浄は、通常のクリーニングでは外さないドレンパンや送風ファンまで外し、部品ごとに洗う作業です。比較サイトでは「オーバーホール」と呼ぶこともあると紹介しています。
部品が多いぶん、時間と費用は増えます。比較サイトの相場は1万円〜2.5万円(2026年3月時点、税込・税抜の記載なし)で、所要時間は半日から数日です。部品や本体を持ち帰って洗う場合もあります。
壁に付けたままの分解洗浄
分解洗浄で外すのは、本体カバー、ルーバー、フィルターです。熱交換器と送風ファンは本体に付けたまま、高圧洗浄で汚れを流します。
高圧洗浄は、細いノズルから水や洗浄液を勢いよく当て、フィンのすき間の汚れを押し流す方法です。分解しない部分も高圧洗浄で洗うため、汚れを洗わないまま残すわけではありません。ただし比較サイトは、完全分解に比べて汚れが残る可能性があるとしています。
比較サイトの相場は8,000円〜1.9万円(2026年3月時点、税込・税抜の記載なし)で、作業時間は60分程度です。
熱交換器は、アルミの薄いフィンが細かく並んだ金属部です。冷房のときは空気の熱を奪い、結露で表面が濡れます。メーカーは、この部分に手を触れるとけがや変形の原因になるとして、掃除は専門業者に任せるよう案内しています。

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ドレンパンの取り外し
ドレンパンは、熱交換器から落ちる結露水を受ける皿です。受けた水は、ドレンホースを通って屋外へ流れます。汚れやほこりが残ると、ドレンパンやドレンホースが詰まる原因になります。
ドレンパンを外すかどうかが、分解洗浄と完全分解洗浄の分かれ目です。見積もりでは「完全分解」という言葉だけで済ませず、ドレンパンを外すかを具体的に確かめてください。詰まりから起きる水漏れは、エアコンの水漏れ・ドレン洗浄で説明しています。
背抜き
「背抜き」という言い方は、業者によって指す作業がまちまちです。比較サイトに載る事業者の説明を見ると、「完全分解(背抜き)」のように完全分解と同じ意味で使う例があります。一部メーカーの一部機種について、完全分解を基本的に背抜き分解で行うとする例もあります。
名前だけでは、どの部品を外すのかが分かりません。背抜きをうたう事業者には、送風ファンとドレンパンを外すのか、本体を壁から下ろすのかを聞いてください。
部品を持ち帰って洗う完全分解
比較サイトは、完全分解の所要時間を半日から数日としたうえで、持ち帰る場合もあると書いています。持ち帰りのあいだは、その部屋の冷暖房が使えません。真夏や真冬を避け、戻るまでの日数を見積もりで聞いておくと予定を立てやすくなります。

松山市でエアコンクリーニングをご検討の方へ
- 運営は株式会社ゴーゴー商会。松山市内のご依頼に自社のスタッフが伺います
- 台数とお掃除機能の有無を伺ってから、作業の範囲と税込の総額をお伝えします
- 床や家具をシートで覆い、電気部品に水がかからないよう保護してから洗います
- 作業のあとは試運転をして、風・臭い・水の流れを一緒に確かめます
分解洗浄の作業の流れ
比較サイトの解説では、業者の分解洗浄はおおむね次の順で進みます。どの段階も、完全分解では外す部品が増えるぶん手間が増えます。
STEP 01
動作確認
洗う前に運転して、風が出るか、異音や水漏れがないかを確かめます。もともとの不具合を作業前に共有しておくと、洗浄後の状態と比べられます。
STEP 02
分解
本体カバー、ルーバー、フィルターを外します。完全分解では、ドレンパンと送風ファンもここで外します。お掃除ユニットが付いた機種は、その取り外しも加わります。
STEP 03
養生
エアコンの周りの壁や床、家具をシートで覆います。基板や配線などの電気部品も、洗浄液がかからないよう覆います。
STEP 04
部品の洗浄
外したカバーやフィルター、ドレンパン、送風ファンを、浴室や屋外で1つずつ洗います。
STEP 05
高圧洗浄と乾燥
本体に残した熱交換器などを高圧洗浄で洗い、水気を切って乾かします。
STEP 06
組み立てと動作確認
部品を元に戻し、もう一度運転して、風・臭い・水の流れを確かめます。
なお、当サイトはエアコンの取り付けや取り外し、修理の工事は請け負っていません。本体を壁から下ろさないと洗えない機種かどうかは、型番と設置の状況を伺ってから見積もりでお伝えします。
完全分解洗浄が向く場合と向かない場合
向く場合
比較サイトは、次のような場合に完全分解を勧めています。
- 5年以上使っていて、一度も手入れをしていない
- キッチンの近くにエアコンがあり、油汚れが付きやすい
- 分解洗浄をしたのに、臭いが取れない
大手チェーンの例では、一部の機種について、構造上完全分解での洗浄が必要としています。型番を伺えば、見積もりの段階で確かめられます。
向かない場合
完全分解は、分解洗浄より費用がかかり、時間も長くなります。外す部品が増えるため、故障のリスクが高くなるという指摘もあります。どちらが合うかは、使った年数と汚れの見え方から見積もりの際に一緒に考えます。
自動お掃除の仕組みが付いた機種は、内部のユニットを外す手間がかかります。ユニットの外し方と料金差はお掃除機能付きエアコンのページで説明しています。分解洗浄を含めた型別の金額は、エアコンクリーニング料金の表で見比べられます。
分解洗浄の前に確かめたい故障と補償
壊されたという相談がある
国民生活センターは2025年2月、エアコンの掃除を頼んだら壊され、弁償すると言われたのにその後連絡が取れない、という相談事例を公表しました。分解の範囲が広いほど、部品を外して戻す工程が増えます。
同センターは、契約の前に補償の内容や保険に入っているかを確かめるよう勧めています。エアコンの場合は、クリーニングの方法も含めて確認し、必要ならメーカーに問い合わせるのも一つの方法だとしています。
メーカーが示す洗浄の注意点
メーカーは、業者が内部を洗うときの注意として、次の点を挙げています。
- 電気部品やファンモーターに洗浄剤をかけない
- 樹脂(プラスチック)を傷めない洗浄剤を使う
- 樹脂部品を傷める高温高圧のスチームを使わない
- 汚れが排水経路に詰まらないよう、十分にすすぐ
NITEも、内部を洗う前に電源配線や基板、ファンモーターを保護し、洗浄液がかからないようにする必要があるとしています。見積もりのときは、電気部品をどう覆うのか、すすぎをどうするのかを聞いてみてください。補償や保険について確かめたいことも、見積もりの前にお尋ねください。
